山形県酒田市に
日本の農業の未来を考える会社があります。
それが私たち石井製作所です。
私たちは農業機械の開発・製造・販売を行っています。
作るだけ、売るだけでなく社員が提案から
アフターサービスまで担う一貫した業務により、
地元をはじめ全国の農家さんで強い信頼を得ています。
石井製作所の創業は大正15年。
宮大工であった創業者・石井梅蔵が、以来、農業の進歩と発展に伴い、農家さんの声を反映させながら、
農業機械の技術向上や地域発展に挑戦し続けています。
石井製作所に転機が訪れたのは現社長・石井智久が24歳の頃のことです。
父である先代社長の訃報を受け、石井は大学院を切り上げて地元・酒田市に戻ってきました。
一家の支えを失った母や幼い弟たちに、かつて2代目社長であったが、当時既に90代の祖父。残された家族を見た石井は考えました。いま自分が継承しなければ会社はなくなってしまう。そして、自分が子どもの頃から可愛がってくれた従業員を路頭に迷わせることになってしまう……。
後悔したくない、その一心から石井は覚悟を決めました。
しかし困難は続きます。既に会社は収益状況が悪く大きな赤字を抱えていたこと、石井が戻った2年後に会社のまとめ役だった総務部長が逝去、工場火災で会社が全焼するなど大きな壁が立ちはだかります。
混乱の渦中にありながら、火災復興を任された石井は26歳で代表取締役（4代目社長）へ就任しました。
先が見えない状況でも、石井は諦めませんでした。
石井が社長になって、まず始めに火災からの復興と新たな成長への土台づくりに取り組みました。
社員たちとの信頼回復を重点に一人一人ヒアリングをし、困りごとや不安を取り除いたり、共通の課題として定義し、ひとつひとつ改善しました。
そこからまた多くの問題点が挙がりました。
果てしなく地道な進め方ではありましたが、石井と、石井に協力した人たちが力を合わせて、社員たちが声を発した内部の問題も生産の問題も、隅々まで丁寧に改善を繰り返していきました。
そして3年後、焼失した工場はついに再建。
社員の声と機敏な対応によって170％の生産効率改善に成功。
130％の売上拡大、ついに黒字化達成に至りました。
また、労働環境の改善にも成功し、残業時間は従来の1/3に低下したほか、メンター制度や管理者教育等の実施により従業員の定着率が大きく向上しました。
このことをきっかけに、石井製作所では社内環境の整備には現在も前向きに取り組み続けており、コミュニケーションをより深めるための改善や社内教育の充実化といった、社員全員が気持ちよく仕事のできる環境づくりを進めています。
そして、避けては通れないのが日本の農業の課題です。高齢者や人手不足、安値競争など、農業の業界全体で大きな課題に直面しています。この問題について、私たち石井製作所が強みとする、農家さんとの長いお付き合いで培ってきた製品開発力と製造力、営業のフォローが必要であると考えています。
今のあなたはきっと、時代に求められている課題について考えがあるでしょう。地方創生、ワークライフバランスの充実、日本の農業の未来など……。身近な人やこれから出会う人々の未来を考えるあなたの大きな情熱が、きっと私たちと巡り合わせてくれたのだと考えます。
私たち石井製作所は、社長・石井智久を筆頭に若手のメンバーを中心に、これからも新しい時代へ向けて挑戦を続けてまいります。会社の財産である技術と意思は、創業から脈々と受け継がれており、今も熱い心を持つ社員たちによって磨かれています。そうして築いてきた社員全員の努力、また時に起こる困難を真摯に受け止めるのが私たちの役目です。何より社員ひとりひとりが、家族や地域の人たちと幸せに暮らせる何気ない日々こそ、私たちの喜びでもあります。
また、石井製作所の基本姿勢というのは地域救済と地域発展です。地域や国内農業におけるあらゆる課題を考え、全社員が一致団結して前進していけるような強い企業になっていくことが目標です。
そしてこの目標を達成すべく、今後10年20年と地元山形、国内の農業に対して共に未来を作っていく人材を求めております。
この先も続いていく石井製作所の挑戦と、あなたの熱い想いとが繋がることを心よりお待ちしております。
常に学び、反省を繰り返し自分を磨くことで、いつしか都会に負けない競争力と豊かな生活水準を得ることを目標とする。
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